昨夕の情報で、鈴木保奈美さんが来年のえぬねっちけーの大河ドラマにお市の方役で出演だそうです。 約20年前に一世を風靡したトレンディードラマの女優さんですので、感慨深いものがございます。 今はすっかりお笑いタレントとして
着実に成長している東幹久さんも、そんな俳優さんですものね。 ちなみに石田純一=(お笑い8:俳優2)なタレントと思っていたら、あの人はトレンディードラマの先駆けの俳優みたいですものね。 

まーそんな話はさておき、良く見ると『お江の方=上野樹里』!!!!!
『のっ、のだめかよ!』と、パソコンのモニタに突っ込みを入れてしまいました。 

お市の方は有名ですが、お江は市の娘です。
ここで簡単に江についてのお話です。

織田信長の妹として絶世の美女と言われた人物で、北近江の武将であった浅井長政と政略結婚を致しました。 長政と市の間には3人娘ができまして、長女は『茶々』、次女『初』、3女が『江』です。
信長との盟約で『朝倉を攻める時は必ず浅井と合議する』という約を破って、
朝倉攻めを行った織田に対して、浅井は反旗を翻しました。 足利義昭、武田、本能寺などと織田包囲網をしいて一時は織田を追い詰めたのですが、次第に劣勢になり、朝倉氏が一乗谷で滅亡、その軍を浅井が籠もる小谷城に差し向けました。 多勢に無勢、時は信長に利有り。 信長は降伏を勧めるが長政はこれを受けず。 長政は市に織田へ戻るよう薦められ、泣く泣く3人の娘達と織田へ帰還しました。 長政は滅ぼされ、織田は勢力を拡大しいざ中国の雄・毛利と対峙し、羽柴秀吉が着実に陣を進めていきついに備中・高松城を包囲し水攻めにしました。 信長は難しい人、最後の締めは信長自身時行ってもらわないとと、秀吉は毛利攻めの参戦を信長に請います。信長は京都によって中国へ向おうとしますが、ここで明智の裏切りにあい『本能寺』にて、49歳の人生を終えてしまいます。 この後は高松城主・清水宗治を切腹させ中国大返しと言われる、姫路城への迅速なる撤退を行い、山崎の戦いで明智軍に勝利しました。

これで織田家での有力者となった秀吉の前には筆頭家老の柴田勝家が立ちはだかります。 清洲会議では、跡継ぎを誰にするかでもめにもめましたが、明智を破った秀吉の発言力、そして根回しで信長の長男の信秀の子息・三法師と決定いたしました。その後は織田家の領土分割などが話し合われ、そして柴田の押した3男・信孝は、柴田と市の結婚を勧めました。 これはより柴田と織田家の密接な関係を世間に表すものでした。

市は柴田の居城である越前・北の庄城に入りました。
しかし羽柴と柴田の対立は過熱していき、ついに賤ヶ岳の戦いで両者は激突、これに敗れた柴田は居城・北の庄城に籠もりますが落城。 秀吉はお市ともども3女を引き取ると申し出ましたが、市は柴田と自害。 3女は秀吉に保護されることになりました。

さて、話は長くなりましたがこの時点でこの3女は通常ではありえない経験をしております。 実の父、浅井長政の自決そして落城。 再婚してもまた柴田勝家は自決、さらに母の市もそれを追う。 そして見たのでしょう、やはり自分たちが短い間でも住んでいた城が燃える姿を。 これを2度も見たのです。
戦国時代とはいえなんともつらい経験です。

その後、茶々は淀殿となり秀吉の側室に、初は京極、江は佐治一成に嫁ぎました。 淀殿はご存知の通り秀吉が死に、関ヶ原の戦いでは石田三成のせいぐうが敗北、そして徳川家康と対立を深め大坂の陣で豊臣家は滅亡されます。

初は淀殿と家康の溝が深まる仲、両者の仲介に奔走。

そして江です。 秀吉と家康が対立して小牧・長久手の戦いで佐治が家康についてしまいます。 戦後・秀吉の怒りを買い、佐治は領地を奪われ、江は離縁させられました。 その後は秀吉の命で、秀吉の甥の秀勝に嫁ぎましたが朝鮮出兵時に秀勝は戦死してしまいます。 再再婚で家康の次男・秀忠に嫁ました。
子供にもたくさんめぐまれ、千姫、家光も江の子供。 
家光の廃嫡を企てて、危うく思った家康が『跡継ぎは家光』と決めたこともありましたね。 

そう、大分ヒステリックだったようで秀忠が浮気して子供を生ませたことが江に知られるとやばいことになるので、側近が隠して育てたのですよね。
その子こそ、福島県民には馴染みの深い名君と言われた保科正之です。

話が大分それた感がありますが、
そう、そんな江=のだめなのです。

上野さん、ダイワハウスのCM見ていても『素でのだめなのか!』と思ってしまうぐらいのだめ。 ほんとはまり役だったのでしょう。
のだめがどんな江を演じるか楽しみです(私は大河ドラマは太平記以来見てませんが)。 是非、『ぎゃぼー!』、『むきゃー!』に近い奇声をあげて欲しいものです。





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